ライズの安全装備|できること・できないことをグレード別に

夕方の横断歩道の手前で止まっているコンパクトSUV

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ライズを家族で使うなら、安全装備がどこまで付いているかは気になりますよね。グレードで値段が違うぶん、安全面も削られているのか心配になる方も多いはずです。

結論から言うと、ぶつからないための基本装備は全グレード共通です。 差が出るのは、高速道路で楽をするためのクルーズコントロールや、夜道のライトまわりなんです。

この記事では、グレード別の差と、装備に頼りすぎてはいけない場面まで一緒に確かめていきます。

目次

ライズの安全装備は「スマートアシスト」

トヨタ ライズの予防安全装備は、「スマートアシスト」という名前です。ライズはダイハツ工業が作っているので、ダイハツの安全装備が使われているんです。

『トヨタの車ならToyota Safety Senseじゃないの?』と思った方もいるかもしれません。

ライズについては違います。カタログや見積書に書かれている名前も「スマートアシスト」なので、比べる時はこの名前で探してみてください。

先に結論

スマートアシストの主な機能は、X・G・Zのどれを選んでも標準で付いています(2024年11月現在のトヨタ公式装備比較表)。安全のために上のグレードを選ぶ必要は、基本的にはありません。

内装や装備の全体の違いは、ライズの内装解説でグレード別にまとめています。

全グレードに付いている安全装備

まずは、どのグレードでも付いているものを見ていきます。

全車標準の予防安全(スマートアシスト)
  • 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])
  • 衝突警報機能
  • 車線逸脱警報機能・車線逸脱抑制制御機能
  • ふらつき警報
  • 路側逸脱警報
  • ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)
  • 先行車発進お知らせ機能

歩行者の検知は、2021年11月の一部改良で夜間にも対応しました(トヨタ公式ニュースリリース)。それより前の年式は、夜の歩行者検知がありません。

中古車を探す方は、ここが年式で分かれるポイントですよね。

衝突した時に守る装備も全車共通

ぶつかった時に体を守る装備も、全グレード共通です。

装備内容
SRSエアバッグ運転席・助手席
サイドエアバッグ前席
カーテンシールドエアバッグ前後席
VSC&TRC横滑りと空転を抑える
ヒルスタートアシストコントロール坂道発進でのずり下がりを抑える
コーナーセンサーフロント2個・リヤ4個(接近お知らせ表示付)

リヤのコーナーセンサーは、2024年11月の改良で2個増えて4個になりました。それより前の車は、リヤが2個です。

ライズの安全装備のうち全グレード共通のものと、グレードで差が出るものを分けた図解

グレードで差が出る安全装備の一覧

ここからが、見積もりで迷いやすいところです。グレードで付く・付かないが分かれる装備を並べてみます。

装備ZGX
全車速追従機能付ACC(停止保持機能あり)標準なしなし
LKC(レーンキープコントロール)標準なしなし
ADB(アダプティブドライビングビーム)標準なしなし
オートハイビームなし(ADBに置き換え)標準標準
標識認識機能標準標準パッケージOP
サイドビューランプ標準なしなし
BSM+RCTAOP 66,000円OP 66,000円なし
パノラミックビューパッケージOPパッケージOPなし
電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド標準ハイブリッドのみ標準なし

出典は2024年11月現在のトヨタ公式装備比較表です。価格はメーカーオプション価格(消費税込)です。

『Xだと何が足りないの?』という方は、標識認識機能がパッケージオプションになる点と、BSM+RCTAやパノラミックビューが選べない点を覚えておくと分かりやすいです。

グレードごとの価格差は、ガソリン2WDでXが1,800,700円、Gが1,958,000円、Zが2,152,700円です(2024年11月改良後のメーカー希望小売価格・消費税込)。

クルーズコントロールはZだけ?

「ライズ クルーズコントロール」「トヨタライズ オートクルーズ」で調べる方は、ここがいちばん知りたいところですよね。

現行のライズで、前の車についていく全車速追従機能付ACCが標準で付くのはZだけです。GとXには設定がありません(2024年11月現在の公式装備表)。

ZのACC+LKCでできること
  • 前の車との距離を保ちながら速度を合わせる
  • 渋滞で止まっても停止を保つ
  • 車線の中央を走るようにハンドル操作を手伝う
ACCが無いG・Xで起きること
  • 高速道路でアクセルを踏み続ける必要がある
  • 渋滞のたびに自分で加減速する
  • 長距離では足の疲れが出やすい

ここが大事なところです。高速道路を月に何度も使う人にとって、ACCの有無はZを選ぶ大きな理由になります。

逆に、街乗りと買い物が中心ならACCを使う場面は少なめです。GやXでも困らない方が多いはずです。

例えばこんな会話になることがあります。

「帰省で年に2回しか高速に乗らないんだけど、Zにするべき?」
「その使い方なら、Gにして浮いたぶんを別の装備に回す手もありますよ」

ライトまわりの差は夜道で効いてくる

ZにはADB(アダプティブドライビングビーム)が付きます。前の車や対向車がいる部分だけ光を遮って、ほかはハイビームで照らす仕組みです。

ライズの年式ごとの安全装備の違いを時系列で示した図

GとXはオートハイビームです。周りの車に合わせて、ハイビームとロービームを自動で切り替えます。

ライトZG・X
ヘッドランプLED・オートレベリングLED・マニュアルレベリング
ハイビームの制御ADBオートハイビーム
フォグランプLEDフォグ・LEDリヤフォグなし
サイドビューランプありなし

夜の郊外や街灯の少ない道をよく走る方は、この差を感じやすいはずです。

BSM・RCTAとパノラミックビューは付けるべき?

ZとGで選べるオプションのうち、よく迷うのがBSM+RCTAとパノラミックビューです。どちらも「見えにくい所」を補ってくれる装備なんです。

装備助けてくれる場面選べるグレード
BSM(ブラインドスポットモニター)車線変更の時に、斜め後ろの車を知らせるZ・G(66,000円・RCTAとセット)
RCTA(リヤクロストラフィックアラート)駐車場からバックで出る時に、左右から来る車を知らせるZ・G(BSMとセット)
パノラミックビュー車の周りを上から見たような映像で確かめるZ・G(パッケージOP)

価格は2024年11月現在のトヨタ公式装備比較表のメーカーオプション価格(消費税込)です。パノラミックビューはパッケージの組み合わせで価格が変わるので、見積もりで確かめてみてください。

『全部付けると高くなりそう…』と思いますよね。

選ぶ時は、自分がよく困る場面から考えるのがおすすめです。

こんな人は付けると安心
  • 高速道路で車線変更が多い人は BSM
  • スーパーなどでバックで駐車する機会が多い人は RCTA
  • 家の駐車場が狭い・運転に慣れていない人は パノラミックビュー
  • 子どもが車の近くにいることが多い人は パノラミックビュー

ライズは全長3,995mmのコンパクトな車なので、見切りは悪くありません。それでも、斜め後ろと真後ろの足元は、どの車でも目では見えにくいところです。

なお、これらは注文時にしか付けられないメーカーオプションです。後から「やっぱり欲しい」と思っても付けられないので、見積もりの段階で決めておきましょう。

安全装備にできないこと

スマートアシストは便利ですが、すべての事故を防げるわけではありません。これはどの車の安全装備でも同じなんです。

うまく働かないことがある場面
  • 大雨・濃い霧・雪でカメラの視界が悪い時
  • フロントガラスが汚れていたり、曇っていたりする時
  • 逆光や、トンネルの出入り口で明るさが急に変わる時
  • 相手が急に飛び出してきた時や、速度差が大きい時
  • ドラレコなどがカメラの前をふさいでいる時

『ブレーキがあるから大丈夫』と思ってしまうのは、いちばん避けたいことです。あくまで運転を手伝う装備だと考えておきましょう。

細かい作動条件は、取扱説明書のスマートアシストの項目に書かれています。納車の時に一度読んでおくと安心ですよ。

ドラレコの取り付け位置の注意は、ライズのナビ・ドラレコの選び方で詳しく見ています。

ブレーキホールドがあると信号待ちが楽

ブレーキホールドは、信号待ちなどで止まった時に、ブレーキペダルから足を離しても止まったままにしてくれる機能です。電動パーキングブレーキとセットで付きます。

Zは全車、Gはハイブリッドだけに標準で、Xには付きません。渋滞や信号の多い道をよく走る方には、地味に効いてくる装備なんです。

納車されたら最初にやっておきたいこと

安全装備は、付いているだけでは力を出しきれません。納車の日に少しだけ時間を取っておくと、いざという時に慌てずに済みます。

納車後の確かめ方
  1. 取扱説明書のスマートアシストのページを読む
  2. メーターに出る警告表示の意味を覚えておく
  3. フロントガラスの内側と外側をきれいにしておく
  4. バンパーのコーナーセンサーまわりの汚れを落とす
  5. ZならACCの操作スイッチの位置を止まった状態で確かめる

『説明書なんて読まなくても何とかなる』と思いがちですよね。

ただ、警告音が鳴った時に意味が分からないと、かえって慌ててしまいます。よく使う表示だけでも覚えておくと安心です。

年式で違う安全装備の見分け方

中古車や、年式の違う車を比べる時は、改良の時期を知っておくと迷いません。

年式ごとの違いを確かめる手順
  1. 車検証で初度登録の年月を見る
  2. 2021年11月より前か後かで、夜間の歩行者検知の有無を分ける
  3. 2024年11月より前か後かで、リヤのコーナーセンサーの数を分ける
  4. グレードを確かめ、ACCやADBが付くかを装備表で照らし合わせる

なお、2026年に一部改良が行われ、スマートアシストの検知できる対象が広がると報じられています。ただ、2026年9月時点で公式の発表はまだなので、あくまで予想として見ておきましょう。

後部座席に子どもを乗せる方は、チャイルドシートの付けやすさや、後ろの席の広さも気になりますよね。ライズの後部座席の広さも合わせて見てみてください。

グレードを決めたら、値引きを含めた総額で比べることになります。ライズの値引き相場と交渉の順番で、見積もりの進め方を確かめておくと安心です。

公式・関連サイトの情報

よくある質問

ライズの安全装備はToyota Safety Senseですか?

いいえ。ライズの予防安全はダイハツの「スマートアシスト」です。カタログや見積書でもこの名前になっています。

ライズのGやXにクルーズコントロールはありますか?

現行(2024年11月改良後)のGとXには、全車速追従機能付ACCの設定がありません。標準で付くのはZだけです。

一番安いXグレードでも自動ブレーキは付いていますか?

付いています。衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])は全グレード標準です。

BSM(後方の車の接近を知らせる機能)はどのグレードで付けられますか?

ZとGでメーカーオプション(66,000円)として選べます。Xには設定がありません。

古い年式のライズは安全装備が違いますか?

2021年11月より前は夜間の歩行者検知がなく、2024年11月より前はリヤのコーナーセンサーが2個です。車検証の年月で確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ライズの予防安全はスマートアシストで、主な機能は全グレード標準
  • 全車速追従機能付ACCとLKC、ADBはZだけに付く
  • BSM+RCTAとパノラミックビューはZとGで選べ、Xには無い
  • 2021年11月以降は夜間の歩行者検知、2024年11月以降はリヤのコーナーセンサーが4個
  • 天候や汚れで働かない場面があるので、装備に頼りすぎない
ライズ買いたいドットコム

ライズ買いたいドットコム 編集部

ライズの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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