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トヨタ ライズを見積もりに行くと、最初に迷うのが「ハイブリッドにするか、ガソリンにするか」ですよね。同じGやZでも、20万円台後半から30万円ほど価格が変わります。
結論から言うと、年1万km前後の郊外中心なら、差額の回収に13〜14年ほどかかる計算です。 逆に街中のストップ&ゴーが多い人なら、6年前後で元が取れる計算になります。
この記事では、価格差と燃費の差を同じ表に並べて、あなたの走り方だと何年で回収できるかを確かめていきます。
ライズのハイブリッドとガソリン、そもそも何が違う?
ライズには、いま新車で選べるパワートレインが3つあります。1.2Lハイブリッド、1.2Lガソリン、1.0Lターボ(4WD専用)です。
この記事で比べるのは、2WD同士のハイブリッドと1.2Lガソリンです。どちらもエンジンは1.2Lの直列3気筒で、使う燃料は無鉛レギュラーなんです。
ハイブリッドは「エンジンで発電してモーターだけで走る」シリーズ式です。走り味も燃費も、同じ1.2Lとは思えないほど違います。
ハイブリッドの名前は「e-SMART HYBRID」です。トヨタのほかのハイブリッド車とは仕組みが違い、エンジンはタイヤを直接回しません。
『じゃあトヨタのハイブリッドと同じ感覚で考えていいの?』と思った方もいるはずです。実は、ライズはダイハツ工業が作っている車で、ハイブリッドもダイハツの方式なんです。
| 項目 | ハイブリッド(2WD) | 1.2Lガソリン(2WD) |
|---|---|---|
| エンジン | WA-VEX 直列3気筒 1.196L | WA-VE 直列3気筒 1.196L |
| エンジン出力 | 82PS / 105N・m | 87PS / 113N・m |
| 走行用モーター | 106PS / 170N・m | なし |
| 変速機 | なし(モーター駆動) | CVT |
| 燃料タンク | 33L | 36L |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラー | 無鉛レギュラー |
| 車両重量 | G 1,060kg / Z 1,070kg | G 970kg / Z 980kg |
| 選べるグレード | G・Z | X・G・Z |
出典はトヨタ公式の主要諸元表(2024年11月現在)です。
ここで押さえておきたいのは、ハイブリッドにXグレードが無いことです。いちばん安く買いたい人は、そもそもガソリンのXしか選べません。
もう1つ、ハイブリッドに4WDはありません。雪国で4WDが必要なら、1.0Lターボの4WDを選ぶことになります。詳しくはライズの4WD(1.0Lターボ)は必要かで比べています。
価格差はいくら?グレード別に並べてみた
まずはお金の話からいきましょう。ハイブリッドの値段は、同じグレードのガソリン車より約29万〜31万円高くなります。
| グレード | ハイブリッド(2WD) | 1.2Lガソリン(2WD) | 価格差 |
|---|---|---|---|
| X | 設定なし | 1,800,700円 | ー |
| G | 2,263,800円 | 1,958,000円 | 305,800円 |
| Z | 2,442,000円 | 2,152,700円 | 289,300円 |
価格は2024年11月改良後のメーカー希望小売価格(消費税込)です。北海道は寒冷地仕様込みの別価格になります。
『Zのほうが差が小さいのはなぜ?』と気になりますよね。電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドは、Zならガソリンでも標準です。Gではハイブリッドだけに付くので、そのぶんGの差が広がるんです。
ここが大事なところです。GのハイブリッドはGのガソリンにない装備を持っています。
- 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドが標準になる
- アルミホイールが5穴になる(ガソリンは4穴)
- ヘッドランプ点灯延長機能やAC100Vコンセントが用意される(2021年11月の改良時の公式発表)
つまり差額30.58万円のうち、一部は装備の分です。燃費だけで元を取ろうと考えると、少し厳しめの計算になります。
各グレードの価格一覧はライズの新車価格一覧にまとめています。
カタログ燃費はどれくらい違う?
ライズのハイブリッドの燃費は、WLTCモードで28.0km/Lです。1.2Lガソリンは20.7km/Lなので、数字の上では約1.35倍走れる計算です。
ただ、この差は走る道によって大きく変わります。WLTCの内訳を見ると、よく分かるんです。
| モード | ハイブリッド | 1.2Lガソリン | 差 |
|---|---|---|---|
| WLTC総合 | 28.0km/L | 20.7km/L | 7.3km/L |
| 市街地 | 29.6km/L | 15.9km/L | 13.7km/L |
| 郊外 | 30.2km/L | 21.9km/L | 8.3km/L |
| 高速道路 | 26.1km/L | 22.9km/L | 3.2km/L |
出典はトヨタ公式の環境仕様(国土交通省審査値・2024年11月現在)です。

市街地ではハイブリッドがほぼ倍の数字です。信号で止まって発進するたびに、ガソリン車はエンジンの効率が落ちるからなんです。
反対に、高速道路の差は3.2km/Lしかありません。一定の速さで走り続ける場面では、ハイブリッドの得意さが出にくいんですね。
ハイブリッドの実燃費は、季節やエアコンの使い方、乗り方で上下します。カタログ値とどれくらい離れるかはライズの実燃費で詳しく見ています。
ガソリンタンク容量と満タンで走れる距離
ガソリンタンク容量は、ハイブリッドが33L、ガソリン車が36Lです。ハイブリッドのほうが3L小さいんです。
それでも、満タンで走れる距離はハイブリッドのほうが長くなります。
| タンク容量 | WLTC燃費 | 満タンでの計算上の距離 | |
|---|---|---|---|
| ハイブリッド | 33L | 28.0km/L | 約924km |
| 1.2Lガソリン | 36L | 20.7km/L | 約745km |
| 1.0Lターボ 4WD | 36L | 17.4km/L | 約626km |
これはカタログ値で計算した数字で、実際はこれより短くなります。給油の回数が減るのは、ハイブリッドの地味なうれしさですね。
差額は何年で回収できる?走行距離別の計算表
いよいよ本題です。価格差を、ガソリン代の差で何年かけて取り戻せるかを計算してみます。
計算の前提は次のとおりです。
- 燃費はWLTCのカタログ値を使う
- レギュラーガソリンの価格は1Lあたり170円と仮に置く
- 価格差はGが305,800円、Zが289,300円で計算する
ガソリン価格は時期と地域で変わります。170円はあくまで計算用の仮の数字なので、あなたの地域の価格に置き換えて読んでみてください。
WLTC総合で見た回収年数
| 年間走行距離 | 年間のガソリン代の差 | Gの回収年数 | Zの回収年数 |
|---|---|---|---|
| 5,000km | 約10,700円 | 約28.6年 | 約27.0年 |
| 10,000km | 約21,400円 | 約14.3年 | 約13.5年 |
| 15,000km | 約32,100円 | 約9.5年 | 約9.0年 |
| 20,000km | 約42,800円 | 約7.1年 | 約6.8年 |
年1万kmだと、Gで約14年、Zで約13年半かかります。『えっ、そんなに?』と感じた方も多いはずです。
ただ、これはWLTC総合で計算した場合です。走る道がはっきりしている人は、次の表のほうが実感に近くなります。
走る道ごとに見た回収年数(年1万km)
| 主に走る道 | 年間のガソリン代の差 | Gの回収年数 | Zの回収年数 |
|---|---|---|---|
| 市街地中心 | 約49,500円 | 約6.2年 | 約5.9年 |
| 郊外中心 | 約21,300円 | 約14.3年 | 約13.6年 |
| 高速道路中心 | 約9,100円 | 約33.6年 | 約31.8年 |

どうでしょう、ずいぶん印象が変わりますよね!街中の買い物や送り迎えが中心なら、6年前後で元が取れる計算です。
逆に、通勤で高速道路をよく使う人は、燃費だけで回収するのはほぼ無理です。この場合は、静かさや加速の気持ちよさにお金を払うと考えたほうが納得できます。
「ハイブリッドは燃費がいいから、いずれ得をする」と思い込んで決めてしまうことです。高速中心や年5,000km以下の人は、10年乗っても差額を取り戻せない計算になります。
税金と維持費はどちらが安い?
燃料代以外のお金も見ておきましょう。実は、税金の差はそれほど大きくありません。
| 項目 | ハイブリッド | 1.2Lガソリン |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 年30,500円 | 年30,500円 |
| 重量税の車両重量区分 | 1t超1.5t以下 | 1t以下 |
| 使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
| タイヤサイズ | 同じ(G 16インチ / Z 17インチ) | 同じ |
自動車税はどちらも排気量1.196Lなので、年30,500円で同じです(2019年10月1日以降に新規登録した自家用乗用車の標準税率)。
重量税は、ハイブリッドのほうが車両重量の区分が1つ上になります。ただし、エコカー減税の対象になるかどうかで実際の納付額が変わるので、見積書の数字で確かめるのが確実です。
『ハイブリッドはバッテリー交換が高いって聞くけど…』という心配もありますよね。ライズの駆動用電池はリチウムイオン電池です。交換が必要になる時期や費用は乗り方でも変わるので、長く乗るつもりなら保証の内容を販売店で確認しておきましょう。
維持費の全体像はライズの維持費は年間いくら?で内訳ごとに出しています。
燃費以外の違い:走り・静かさ・売る時
お金の計算だけで決めると、あとから「やっぱりあっちにすればよかった」となりがちです。乗り味と売る時の話もしておきますね。
- 発進からモーターで走るので出足がなめらか
- 信号待ちからの加速が静か
- 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドがGでも付く
- 給油の回数が少なくて済む
- 同じグレードで約29万〜31万円高い
- Xグレードと4WDが選べない
- 燃料タンクが3L小さい
- 高速中心だと燃費の差が小さい
走りの差は、試乗するといちばん分かります。例えば販売店でこんなやり取りをしてみると、違いがつかみやすいはずです。
「同じ道をハイブリッドとガソリンで続けて試乗できますか?」
「はい、両方ご用意できます。坂道のあるコースでも走れますよ」
できれば、ふだん走る道に近いコースで乗り比べてみてください。
売る時の差はどうなる?
売る時の値段は、年式・走行距離・色・時期で大きく変わります。ハイブリッドは新車価格が高いぶん、売値も高めになりやすいと言われています。
ただ、新車時の差額がそのまま売値の差として残るとは限りません。この点はライズのリセールバリューで、グレードや年式ごとの考え方を見ています。
中古でハイブリッドを探すなら
ライズのハイブリッドは2021年11月の一部改良で追加されました。なので、中古のハイブリッドは2021年11月以降のモデルしかありません。
それより前の年式は、2WDでも1.0Lターボです。年式で探すときの注意はライズの中古車の選び方にまとめています。
結局どっちを選ぶ?タイプ別の目安
ここまでの数字をまとめると、選び方の目安はこうなります。
| あなたの使い方 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 街中の買い物・送迎が中心 | ハイブリッド | 市街地の燃費差が大きく、6年前後で回収できる計算 |
| 年1.5万km以上走る | ハイブリッド | 10年以内に差額を取り戻しやすい |
| 年5,000km以下 | ガソリン | 回収に25年以上かかる計算 |
| 高速道路の移動が多い | ガソリン | 燃費差が3.2km/Lと小さい |
| とにかく安く買いたい | ガソリンのX | ハイブリッドにXは無い |
| 雪道で4WDが必要 | 1.0Lターボ 4WD | ハイブリッドに4WDは無い |
『数字はわかったけど、うちの場合の総額がまだピンとこない』という方も多いと思います。値引きや付属品で、実際に払う金額の差は変わってくるんです。
ハイブリッドとガソリンで見積もりを2通り出してもらうと、総額の差がはっきりします。値引きの目安はライズの値引き相場と限界額で先に確かめておくと安心です。
ライズ買いたいドットコム
ライズの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ライズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
グレードごとの装備差も含めて決めたいなら、ライズのグレードの違い一覧を見てから、最上級のライズZの装備と価格と比べてみてください。
- トヨタ ライズ 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
- 国土交通省「自動車燃費一覧」:国が公表しているWLTCモード燃費
よくある質問
ライズのハイブリッドとガソリンで、燃料は同じレギュラーですか?
はい、どちらも無鉛レギュラーガソリンです。1.0Lターボもレギュラー指定です。ハイオクを入れる必要はありません。
ライズのハイブリッドの新車価格はいくらですか?
2024年11月改良後のメーカー希望小売価格(消費税込)で、Gが2,263,800円、Zが2,442,000円です。ハイブリッドにXグレードはありません。
ライズのハイブリッドに4WDはありますか?
ありません。ライズで4WDを選べるのは1.0Lターボだけで、1.0Lターボは4WD専用です。
ガソリンタンクの容量はどれくらいですか?
ハイブリッドが33L、1.2Lガソリンと1.0Lターボが36Lです。ハイブリッドのほうが小さいものの、燃費がいいので満タンで走れる距離は長くなります。
年間何km走ればハイブリッドの元が取れますか?
WLTC総合燃費とガソリン1L170円で計算すると、年2万kmでGが約7年、Zが約7年弱です。市街地中心なら年1万kmでも6年前後で回収できる計算になります。
まとめ
- 同じグレードで比べると、ハイブリッドはGで305,800円、Zで289,300円高い
- WLTC燃費はハイブリッド28.0km/L、ガソリン20.7km/Lで、市街地ほど差が大きい
- 年1万kmの郊外中心だと回収に13〜14年、市街地中心なら6年前後の計算
- 高速中心や年5,000km以下なら、ガソリンのほうが総額で有利になりやすい
- ハイブリッドにXと4WDは無い。雪道なら1.0Lターボ4WDを検討する





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